原油価格がマイナス!?ガソリン価格はどうなるか…

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新型コロナの影響で世界中が自粛を余儀なくされている状況で「原油価格がマイナスに」という世紀のビッグニュースが飛び込んできました。

自動車の燃費とガソリン価格を追うe燃費としては、とても興味深いニュースなので、このブログにて少しだけ本ニュースを解説、ガソリン価格に対する影響を考察したいと思います。

 「原油価格がマイナス」…正確に言うと「米原油先物」がマイナスになりました。

これは読んで字のごとく、売り手がお金を払ってでも納品先を探している状況で、もし皆様のうち誰かが、アメリカ オクラホマ州クッシング市から大量の原油を輸送する手段を有していて、かつ原油を貯蔵するタンクを持っていれば、お金をもらって石油ももらえる…そんな夢のような状況だったのです。(正確には素人が行ったところで引き取れないでしょうが…)

原因は各種報道機関が報じている通り、新型コロナウイルスの影響で、人の移動や工場の稼働が止まったため、全需が落ち、クッシング市の原油貯蔵タンクが満タン(120%になったとか…)になってしまったためです。

航空機を動かすジェット燃料も、船舶を動かす軽油も、自動車を動かすガソリンも、すべて元は原油です。

原油の使用用途の約4割が輸送用、さらなる4割が工場や発電用といわれています。

飛行機も飛ばない、ドライブにもいけない、工場も止まっている…このような状況では原油も使い道がなく「余って」しまったのです。

「じゃあ石油採掘を止めればいいのでは」と思いますが、そうもいかないようです。鉄鋼における高炉と同じで、一度止めると、再開時の効率が著しく低下してしまうので、採掘サイドとしては、一時期原油価格が崩壊してでも、コロナ収束後の需要の高まりを見越して採掘を止めたくなかったのです。

というわけで、出続ける原油、タンクに収まりきらない原油となり大暴落した原油ですが、直近我々の生活に影響を与えるものとして、「じゃあガソリン激安になるのでは、ビバV8!!大排気量!!」と思いがちですが、なかなかそうもいきません。

そもそも日本におけるガソリン価格の約4割を石油税やガソリン税、消費税などといった税金なのです。輸送費もあるし、最近ではガソリンスタンドの減少、人件費上昇といったコスト増加要因もあります。

ある報道機関によれば、1リットル100円は割れないのではないか…とのことです。

とはいえ100円でも安い!ですが、このコロナ自粛運動のさなかでは行くところがありません…というか行けません。

なので、あとは、どこかの国が全需を増やすために「悪いこと」を考えないよう祈るばかりです。

末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

これからもe燃費をよろしくお願いいたします。