こんにちは!ユルイネタ担当ヨシダです。
◆blog.e-nenpi企画第13弾は、コラム企画「e燃費データから見る、今と昔のガソリンコスト変化」。
blog.e-nenpi企画第13弾は、コラム企画です。
今回の「e燃費データから見る、今と昔のガソリンコスト変化」は、ガソリン価格が安かったが、燃費が悪い車が多かった「昔」とガソリン価格は高いが、燃費が良くなった「今」ではどちらのほうが「ガソリンコスト(ガソリンにかかるお金)」がかかるのかを検証しようという企画です。
◆1999年のガソリン価格と現在のガソリン価格
総務省統計局「小売物価統計調査」では下図のような、価格変化が公表されています。
この統計によれば、ガソリン価格が比較的安かった1999年ではリッター97円という今では考えられない値が見て取れます。
また、現代ではおおよそ131円で推移しているのが見てとれるかと思います。
今回は2014年の値を参照します。
◆1999年の自動車平均燃費と現在の自動車平均燃費
今回は、検証の一例とするため、e燃費データより、1999年に製造された自動車(1000CC~2000CC)と2014年に製造された(1000CC~2000CC)自動車の平均燃費を算出します。すると、1999年製の平均が、11.9km/Lに対し2014年製は15.2km/Lという約3km/Lの差が出た結果となりました。
◆今と昔のガソリンコスト変化
以上の情報が出そろったところで、今回のテーマである「今と昔のガソリンコスト変化」を算出してみたいと思います。
今回は年間走行距離が3000km、5000km、10000kmの三パターンを検証していきたいと思います。
算出方法
年間走行距離÷平均燃費=年間消費燃料
年間消費燃料×当時のガソリン価格=年間ガソリンコスト
それぞれ上記の算出方法を使って、ガソリンコストを計算すると
・3000kmの場合
1999年:24,279円
2014年:25,796円
差額:+1,571円
・5000kmの場合
1999年:40466円
2014年:42994円
差額:+2,528円
・10000kmの場合
1999年:80,932円
2014年:85,988円
差額:+5,056円
◆【総括】走れば走るほど、「昔」よりコストが上がる…
今回はその年に製造されたものの平均燃費を取り、算出しました。
もちろん車種によっては大幅な改善がなされ、この値とは違う値になるかと思いますが、平均的には、これを見ると、燃費が改善された現代でも、走れば走るほど「昔」よりお金がかかるという結果です。
ガソリン価格には安くなって欲しい所ですが、この計算を応用すれば、どれくらい燃費が良くなれば、「昔」より安く抑えられるかも計算することができます。
ちなみに計算してみると、当時よりおおよそ5km/L程燃費が改善していれば、同額に抑えることができます。
自分の愛車の当時発売されたものの燃費と、現在のものの燃費の比較の参考にしてみてはいかがでしょうか。
◆e燃費
e燃費では、レシート/オドメーターの画像投稿機能やアプリ/サイト改善によって、より多くのユーザーに正確な給油データを投稿いただくプラットフォームを提供し、それらの実燃費データを広く提供することにより、ひとりでも多くのドライバーにエコドライブの意識を持っていただくようこれからもサービス改善に努めてまいります。
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