◆blog.e-nenpi企画第7弾は、コラム企画「新型プリウスの実燃費をe燃費的に予想!」
blog.e-nenpi企画第7弾は、コラム企画です。
今回のテーマは「新型プリウスの実燃費」について。
先月9月9日にトヨタ自動車が、米国ラスベガスにおいて、新型『プリウス』を世界初公開しました。
兄分のレスポンスには「4代目となる新型プリウスは、ハイブリッド技術をさらに進化。熱効率を40%以上に高めたエンジン、トランスアクスル、モーター、電池といった各ユニットを、よりコンパクト、軽量化したことで、優れた低燃費を実現する。」と書かれています。
(トヨタ プリウス 新型、ついに出た! 公式写真 全34枚)
皆さん御存知の通り、気になるJC08モード燃費は40km/Lになる見通しだと発表されています。
e燃費編集部としては、この新型プリウスの実用燃費が気になるところではありますが、ひとまず”予想”実燃費を算出してみることにしましょう。
◆e燃費的実用燃費予測
「実車も乗れないのに一体どうやって実燃費を予測するのか」と気になるところだと思います。
この方法を語る前に、ひとまずこれは「あくまで」e燃費的予測だということをご理解い頂きたいです。
e燃費に集まったデータを元に予測するもので、実際の値とは大きく異なる可能性も大いにあります。
e燃費的実用燃費予測方法
- 最初にプリウス初代、二代目、三代目の発売後約一年間のカタログ燃費達成率データを集める。(初代は発売年が1997となっており、e燃費のサービスが始まっていないため、e燃費サービス開始後の2000年のデータを使用。また初代については、JC08モードがないので、10-15モード燃費を0.9倍したものを使用する)
- 次にカタログ燃費達成率をグラフにプロット、近似直線を出す。
- 近似直線の延長線上にある4代目に当たるであろう値を、おおよそのプリウス四代目カタログ燃費達成率予測値として読み取る。
- カタログ燃費達成率予測値をJC08モード燃費40km/L(となる見通し)と掛け合わせ、e燃費的実用燃費予測値を算出する。
◆その結果はいかに…..
プリウス初代、2代目、3代目の発売後約一年間のカタログ燃費達成率は、初代64%、2代目58%、3代目68%となっております。
これを元に4代目の達成率を予測すると、そのカタログ燃費達成率予測値は67%になります。
※JC08モードカタログ燃費達成率推移表(一部予測、初代の値は前述のルールに則り値補正)
これをJC08モード燃費40km/Lとかけ合わせると……26.8km/L!
※実用燃費推移(一部予測)
◆実用燃費26.8km/L
「これぐらいなら現行車でも出せるよ」と思われた方も多いと思います。
しかしこれはe燃費のランキング上位3位常連(直近60日集計)のカローラアクシオ ハイブリッドの実用燃費、約24km/Lを軽く上回る値です。
ということは現ランキングに、この値でランクインすれば間違いなく1位に輝けます。
◆総括
今回は歴代プリウスのe燃費データを使い、大胆にも新型プリウスの実用燃費を予測してみました。
今回の技術革新がどのくらい実用燃費の向上に寄与するかは考慮に入っていない状態ですが、新型プリウスの実用燃費に期待です。
【プリウスの実用燃費(e燃費)】
●初代[NHW10] (前期型)
●初代[NHW11] (後期型)
●2代目[NHW20]
●3代目[ZVW30](前期型)
●3代目[ZVW30](後期型)
【プリウス含む実用燃費ランキング】
●e燃費 燃費ランキング